今日は、6月30日(土)に、鳴子コミセンで開催された「鳴子団地における孤立を防止するための意見交換会」について、ご報告します。
当日は、鳴子・長根台学区の住民の方々および関係者を入れて、37名の方にご参加いただきました。
まず初めに、今回、社会福祉協議会の単独事業として、「大規模団地等における孤立防止推進事業」を緑区社協が2年間実施することとなりました。
そこで、鳴子団地を指定させていただいて、この団地の抱える課題について検討し、住民の方々といっしょになって考え、解決しようとするものです。
今回の事業は、行政(区役所・保健所)からも全面協力をいただき、たいへん心強く思うとともに、連携をよく図り、地域のためになる事業としていきたいと思っています。
挨拶の後、「大規模団地等における孤立防止推進事業」について、事業や今後のスケジュールについて、簡単に説明させていただきました。
その後、日本福祉大学大学院 医療・福祉マネジメント研究科 近藤克則教授より、「大規模団地等における孤立推進事業 可能性と課題」について、ご講演をいただき、住民の方に理解を深めていただきました。
最後に、地域の皆さんが日頃感じている団地内の課題について、ヒアリングをさせていただきました。
<生活全般>
・5階建て、出歩く人がなくなる
・買い物ができるような移動販売所が欲しい
<人・地域とのつながり>
・花壇の整備をすることによって、孤立している人が外に出てくる
・人とのつながりが必要(信頼関係)
・鳴子、長根台合同で幼稚園児との交流会を
・ラジオ体操の参加者を拡大したい
<その他>
・隣近所で見守る体制
・足元から見直していかなければならない(声かけ)
・自治会がない
・歴史がない
・目に見えるものを1つ1つ解決して、大きな輪に育てる
・団地周辺をどのようにつなげるか
・地域力が弱っている、お年寄りと若い人とのつながり など
皆さんから貴重なご意見をたくさんいただきました。このご意見を大切にして、また今後アンケートなどを実施させていただき、課題を抽出し、末長く実施できる事業を展開していきたいと思います。
皆さんのご協力をよろしくお願いします。