よりどりみどり★つかみどり

名古屋市緑区社会福祉協議会

災害ボランティアセンター立ち上げ・運営訓練を実施しました

今日は5月16日(土)に実施された緑区災害ボランティアセンター立ち上げ・運営訓練の様子を紹介します。

災害ボランティアセンター(以下災害ボラセン)とは?
⇒災害時にボランティアの需給調整を行う拠点として設置されるものです。

災害ボラセンは、ボランティアを求める被災者と全国から駆けつけたボランティアをつなぐ、とても重要な役割を担っています。
名古屋みどり災害ボランティアネットワーク、緑区役所、緑区社会福祉協議会が連携して、区役所講堂を使って立ち上げ・運営訓練を行ないました。
この訓練は今年で3回目になります。

 午前中に災害ボラセンの設営を行いました。
  

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午後からは地域の方にボランティア役と して参加していただき、災害ボラセンの運営訓練を行いました。
訓練は下の①~⑨の流れで行いました。

①災害ボランティアについてのミニ講演会、事前オリエンテーション
②受付
ボランティア保険の受付(今回は場所だけ設置しました)
④活動の選択、マッチング
⑤活動オリエンテーション
⑥地図班・配車班
⑦資材班
⑧体験活動(資機材クイズ、土のうづくり)
⑨活動報告


これらの中でも今回力を入れたふたつを取り上げて紹介します。

ひとつ目は
①災害ボランティアについてのミニ講演会です。名古屋みどり災害ボランティアネットワークの岡田代表から、「災害ボランティアについて」と今日の流れの説明をしていただきました。

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訓練の意義や流れを理解してもらい、落ち着いて訓練に参加できたのではないでしょうか。



ふたつ目は
体験活動です。
資機材クイズと土のうつくり・運搬体験の2種類の活動を行いました。

資機材クイズではボランティアで使用する資機材の名前の読み方、使い方をクイズ形式で出題しました。

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「長靴」や「ちりとり」など身近なものから、普段あまり見る機会のないものまで実物を見ながら紹介しました。

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ここでミニクイズです
次の資機材は何と読むでしょう?
1.「十能」  2.「鋤簾」

答えは記事の最後にあります


続いて、土のうづくりでは、二人一組で土のうをつくり、一輪車で区役所内を運ぶ体験を行いました。
土の量や袋の口の結び方など、わからないことは教わりながら体験をしていました。

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実物を見たり触れたりしながらの2つの体験は、参加者さんからも好評でした。


今回の訓練は3回目ということもあり、前回までの反省や課題を活かすことができました。
ご協力いただいた皆さまありがとうございました。





 クイズの答え

1.十能(じゅうのう) 
本来は、炭や灰を運ぶための道具です(小さいスコップや柄杓のような形です)

※溝など、狭い場所の土砂を掻き出す時に使います。
2.鋤簾(じょれん)
水分を含んだ砂や泥を撤去するための道具です。